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くまもとグリーン農業

2016年1月13日更新
【キュレーター】浦 ひとみ 熊本エリア

今年も早いもので半月ほどが経とうとしています。七草粥、鏡開きと新年早々食の行事が続きますがお召し上がりになりましたか?
今年最初の私からの手しごとの話題は農業県である熊本の手しごとのひとつである農業、くまもとグリーン農業についてのお伝えします。くまもとグリーン農業とは、安全・安心な農産物を生産・供給するとともに、熊本の宝であるきれいで豊かな地下水を始めとする恵まれた自然環境を守り育てるため、土づくりを基本として、慣行農法に比べて化学肥料や化学合成農薬を削減するなど、環境にやさしい農業への取り組みのことです。
くまもとグリーン農業推進のための制度として生産者が行う「生産宣言」、県民・企業等の応援者が行う「応援宣言」宣言制度が設けられ生産者のクリーン農業に対する自発的な取り組みを促し、消費者、企業等のグリーン農業に関わる表明となっています。
くまもとグリーン農業の周知促進のためにグリーン農業で生産された農産物には、くまモンとその後ろに緑色のクローバーが描かれたシンボルマークが使用されています。
表示マークには必ず①記号と②番号が組み合わせてあります。
①記号からは農産物が作られた取り組み内容が②番号からは農産物を作った人がわかります。
応援宣言者がくまもとグリーン農業を応援していることを示すためにポスターやチラシ等に使用することができる応援マークもあります。
くまもとグリーン農業を実践されている生産者、生産団体の方が熊本に沢山いらっしゃいます。その生産者の方のお野菜等が販売されている道の駅、物産館も沢山あります。そのいくつかをご案内します。。
熊本県の県央、熊本市内から東へ進んだ所に豪快な放水で有名な上益城郡山都町があります。この地域は宮崎県と県境を接し山に囲まれた風光明媚な場所にありますが冬場は積雪がありチエーンなしでは通れない日もあります。
その山都町にあります「肥後やまと会」。この地域の有機農業への取り組みは今から40年ほど前の全国有機農業大会に始まり、そんな気温の寒暖差を生かした農薬・化学肥料を使わない有機JAS認定の健康的で味のよい野菜が栽培されています。
主な栽培農産物は人参、玉葱、じゃがいも、なす、里芋、ヤーコン、架け干し米。いずれも有機JAS認定されています。
熊本市内から南東にある美里町。町内を緑川が流れ、多くの石橋があり3,333段の石段がある釈迦院へと続く参道があり石橋と石段の町とも呼ばれています美里町にある「農事組合法人 美里ゆうき協同農園」
土といのちとくらしを協同で守ることを目指し積極的な大学との体験交流受け入れやアースデイマーケットへの出店なども積極的にしています。
熊本の有機農業のパイオニアとしての存在である「熊本県有機農業研究会」。様々な環境問題が起こり農村で農夫症が問いただされた頃、予防医学の観点から「新しい医療をつくる会」が熊本で誕生し、時代とともに「いのちと土を守る運動」を経て昭和49年に「熊本県有機農業研究会」が設立されました。
2,000年には有機認証を行う農林水産省登録認定機関としての許可も受けています。
「いのちと土を守る」「食することは環境を体内に取り入れること」「身土不二」を軸に安全で環境にも優しい有機農業の推進、食育に関する講座や広報を行っています。
最後にグリーン農業の農産物が販売されている道の駅のひとつ「道の駅泗水養生市場」をご案内致します。
熊本市から北へ、菊池温泉方面へ向かう途中にあります。「安心安全」をモットーに無農薬・低農薬で栽培された農産物を中心に販売されています。16種類もの種類があるおふくろの味に溢れた手作りお弁当はお昼過ぎには売り切れ続出の人気商品です
くまもとグリーン農業に昨年、新たな動きがありました。
11月。くまもとグリーン農業の魅力を歌と踊りで伝えるダンスボーカルユニットGAT5がデビューしました(^^♪
Green Agriculture Team 5 (グリーン農業5人組)の頭文字をとって名付けられ、「ジーエーティーファイブ」と読みます。
くまもとグリーン農業のHPでメンバー紹介や動画をご覧いただけます。ただいま人気急上昇中です(^^♪
http://kumamoto-green.com/?page_id=34632
今、TPP問題、高齢化や後継者不足あるいは年々増加していく生産コストに対し、市場価格の低価格競争によるアンバランスなど熊本のみならず大変な状況にある日本の農業ですがそんな中でも農業に自信と誇りをもって頑張っていらっしゃる生産者の方が沢山います。そして・・・そんな気持ちに応えようとしている流通販売、料理、広告・・・様々な分野の方もいらっしゃいます。
以前、「一杯のかけそば」が流行り、多くの人がそのお話に感動の涙を流しました。
またグルメブームと言われた時期は高価で貴重と言われる食材に心動かされた方も多かったでしょう。
そこに金額の差こそあれ、どちらも土と太陽や雨風などの自然の恵みとその自然に寄り添い、時には自然の猛威に翻弄されながらながら種を蒔き育み収穫された生産者の方があってこそ生まれた食材に変わりはありません。
今回、くまもとグリーン農業について書かせていただくにあたり食のステージである食卓への道程の出発点である農業の重要さを改めて感じました。