夏至末候 半夏生[はんげしょうず]
はげだご
今日から半夏生。
ピンクのふわふわ綿毛のような合歓の花(ねむのはな)もそろそろ終盤を迎えています。
バトンタッチするように、天草のリアス式海岸の入り江を彩るのが、レモンイエローのハマボウの花です。
下島の東海岸、新和町の県道沿いには日本最大のハマボウ群生地があり、
約12,000株のハマボウが一足早い初夏の訪れを告げています。
私にとって合歓の花の終わりと満開のハマボウは梅雨明け間近を示すもの。
そしてこの頃、食べたくなるのが「はげだご」です。
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はげだご=半夏生のだんご
天草では半夏生の頃、「はげだご」を食べるならわしがあります。
ヨモギのだんごや、だごの葉で蒸し上げたふかし饅頭など家々でつくるものも違うよう。
私にとってのはげだごは、祖母がメリケン粉で作る黒あんたっぷりのだんごです。
オシャレでもなんでもなく、ちょっとボソッとした食感でしたが(笑)
今となっては懐かしい、ばあちゃんの味です。
ちなみに今朝は、倉岳町でつくられた空豆餡をたっぷりのヨモギ団子を五和町の「森山陶器」の器でいただきました。
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天草各地の直売所にはその地域のお母さんたちがつくる自慢のおだんご&お餅がいっぱい並んでいます。
いよいよシーズン到来!の海水浴の帰りに、天草キリシタン観光の帰りに大自然の彩りと、素朴なおやつもお楽しみくださいね。
◉新和町のハマボウ情報はこちら
https://www.t-island.jp/p/spot/detail/364
◉天草そのほか、県内各地の物産館&直売所検索サイトはこちら
http://cyber.pref.kumamoto.jp/Chisan/map/pub/default.aspx?c_id=28&pg=1(別窓リンク)