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霜降次候   霎時施[こさめときどきふる]

「蒙古襲来絵詞」原本の里帰り

2018年11月1日更新
【キュレーター】小堀 俊夫 熊本エリア

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誰もが教科書で一度は見たことがある「蒙古襲来絵詞」。元寇の戦に参戦した肥後の御家人・竹崎季長が自らの奮闘を絵巻物にした、世界的にも例を見ない貴重な歴史資料です。その原本といえる宮内庁三の丸尚蔵館所蔵本が里帰りしてきました。
熊本県立図書館に隣接する熊本文学・歴史館で本日より始まった秋季特別展覧会「蒙古襲来絵詞と竹崎季長」で、日本のお宝が展示されています。熊本で展示されるのは17年ぶり2度目のことで、滅多にない貴重な機会です。
絵詞原本に加え、永青文庫所蔵の白描本(江戸時代に細川家が修復したときに墨書きで原本を記録したもので、原本では摩滅して見えない人物の表情などが書き留められています)や海底から引き揚げられた蒙古兵の兜、「てつはう(鉄砲)」などの考古資料、関連する古文書なども展示されており、見どころ十分です。
熊本文学・歴史館は入館無料。さらに今回の展覧会ではA4横版36ページのフルカラー図録を無料でいただけます(゚д゚)! 開会式の挨拶で服部英雄館長が「この展覧会を見ない人は損しますよ」と言われましたが、まさにその通り!とにかく無料なので、何度でも見に行きたい展覧会です!!
「蒙古襲来絵詞と竹崎季長」
会期:11月1日(木)~12月17日(月)
前期:11月1日~11月19日 
後期:11月21日~12月17日
休館日:火曜日、11月30日(金)
開館時間:9:30~17:15

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