候の最新情報

  • 冬至 [乃東生]
    熊本エリア2018年12月26日
  • 冬至 [乃東生]
    天草エリア2018年12月22日
  • 冬至 [乃東生]
    熊本エリア2017年12月23日

その他の最新情報を見る

エリアの最新情報

  • 立春 [東風解凍]
    阿蘇エリア2019年4月14日
  • 清明 [玄鳥至]
    阿蘇エリア2019年4月8日
  • 白露 [鶺鴒鳴]
    阿蘇エリア2018年9月15日

その他の最新情報を見る

冬至初候   乃東生[なつかれくさしょうず]

水基巡りの一つ・阿蘇郡一の宮「旧女学校跡」のお話

2013年12月25日更新
【キュレーター】吉村 尚子 阿蘇エリア

阿蘇市一の宮町宮地の阿蘇神社から門前町商店街を通り、北方面へ5分ほど歩いた場所に、木造校舎を活かした建物があります。
この木造校舎は、かつて、神山(こうやま)エツさんが開校した裁縫女学院「神山学院」でした。
神山エツさんは明治3年に阿蘇市一の宮町に生まれ、裁縫を学び、更に上京して裁縫や理科などの勉学に励んだ後、帰熊して1902年(明治35年)に「私立宮地裁縫女学院」を開設。その後1937年(昭和12年)にこの地に新校舎を開きました。1977年(昭和52年)に閉校するまで5000人以上の女子生徒がここで学んだそうです。
その後建物は裁縫工場となり、2000年(平成13年)に閉鎖され廃屋になっていた建物を、2005年(平成17年)に元公務員の木下英夫さんと奥さんの菊子さんが購入し、本来の姿をとどめるように補修工事を行いました。

その後、敷地内には、木下さんが営む骨董店「古和(こわ)」、流しソーメンと白玉の店「湧水かんざらしの店・結(ゆい)」、宿泊施設「阿蘇水基屋」の他、洋服と雑貨「Robin(ロビン)」、「アンティーク雑貨etsu(エツ)」、フランス雑貨とカフェ「Tien Tien(ティアンティアン)」、「ギャラリー樹(みき)」などの素敵な店舗が誕生。
木下さんは、敷地内にこんこんと湧き出る水を「龍命泉(りゅうめいせん)」名づけ、水路や池にはワサビやクレソンを栽培し、門前町商店街の「水基巡りの道」の一つとして、ここに多くの人が訪れるようになりました。
週末にゆっくり散策したり、お茶を飲みながらリフレッシュするのにぴったりの場所です。
※写真はキタカゼパンチさんの「北風商店」に並んでいた、可愛いクリスマスのグッズです。

木造の建物に足を踏み入れると、ミシッ、コツコツと木の床を歩く音が響き、幼い頃に学んだ懐かしい校舎の記憶が甦ってきます。外の澄んだ空気を感じながら静かにたたずんでいると、かつてここで学んだ女子生徒たちの希望に満ちた笑い声や、エツ先生の元気な声が聞こえてくるような気がしました。

■所在地/阿蘇市一の宮町宮地3204