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冬至初候   乃東生[なつかれくさしょうず]

御降誕祭の手しごと

2018年12月22日更新
【キュレーター】木下 真弓 天草エリア

﨑津教会の裏で、黙々と杉の葉を藁に編み込む男性の姿を見つけました。手にしているのは、漁網補修用の糸。男性は、一本釣りの漁師さんでした。「いつもなら2?3人でする作業ばってん、今日は凪ぎで、網(漁)のもんはみんな沖にいっとるもんね。しかたなか」。

杉をまとったこの縄は、教会の玄関先の飾りになるそう。寒い冬でも緑の葉をたたえる 常緑樹の姿が「永遠」を表し、トゲトゲとした葉っぱが「魔除け」になることから、クリスマス飾りには、ヒイラギやヒノキ、杉などが用いられることが多いのだそうです。

この日は、聖堂の中も信徒会の皆さんによる飾りつけが行われ、門のところでは、大きなアーチの設置作業中。そのなかには、天草陶磁器の「久窯」の江浦さんの姿もありました。「こういう作り方も、後の人に伝えんといかんけど、俺がこの中では若手だもんな」と江浦さん。

イエスキリストの生誕を祝う「御降誕祭」の飾りを取り付ける際には、ご近所の女性たちが「わたしゃ仏教徒ばってんね」といいながら、「もっと右、あ、ちょっと行き過ぎ」などとバランス調整の指示を飛ばしていました。信仰によって人々の交流が妨げられることのない大らかさと、集落の営みのなかにあるクリスマス支度に、ちょっと心が癒やされました。

天草のあちこちで輝くイルミの明かりも、こうした集落の人々の手しごとで生まれたものばかり。プロの手がけるイルミネーションもいいけれど、手作りならではの味わいも、楽しみたいものですね。