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大寒次候   水沢腹堅[みずさわあつくかたし]

本日・熊本梅開花宣言。

2019年1月29日更新
【キュレーター】眞藤 隆次 熊本エリア

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熊本では冬至の少し前に最も日の出が遅くなり、その後はじわじわと早くなります。
最近になってやっと7時前からうっすらと明るくなるようになりました。
しかし起きがけの空気の冷たさには毎朝のように冬を実感します。

春はまだまだと思っていましたが、今日気象台から梅の開花宣言が出されました。

すでに熊本の立田にある自宅の紅梅はすでに満開に近く、白梅も3分咲き。
例年よりも早いように思っていたら、開花宣言も3日早かったそうです。

そこで街のなかの梅はどうかな?と思い、神社などを巡ってきました。

受験生の神様・天神様のひとつ、手取本町の菅原神社の梅は3分咲き。
お社の左側に紅梅、右側に白梅が咲いています。
境内では受験生のお子さんを持つ親御さんや、中国からの観光客グループがお守りを求める姿が見られました。

熊本地震で大きな被害を受けた熊本大神宮では白梅が満開でした。
破れた石垣と小天守復旧のクレーン、そしてきりりとした白梅が青空に映えています。

近くにある熊本県伝統工芸館のショップも春いろ真っさかり。
桜色が美しいお猪口や、春の野を思わせる焼き物たち、それに象嵌で春の花が表現された湯飲みや急須など。
冷たい風の中に梅花が春の訪れを知らせてくれるように、伝統工芸館でもまた春の華やぎが見えるようになってきました。

梅を愛でながら春を探す散歩、なかなか良かったですよ。
みなさまもぜひ。

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