大寒次候 水沢腹堅[みずさわあつくかたし]
野菜が甘みを増す大寒
大寒を過ぎ、日中の暖かさとは裏腹に夜から朝にかけては気温がグッと下がっていますね。
気温がマイナスなろうとする時期、野菜は凍らないように糖分をたくさん蓄えるので甘くなるそうです。
今年はインフルエンザも大流行して、色んな方から感染の話を聞くことも。
そんな時期にやはり旬の野菜は、季節に応じた身体作りにのために役に立つ成分がたっぷりと入っております。
熊本の今の旬のお野菜は
ネギ、大根、白菜、里芋、春菊など
特にネギ
熊本でも各地で白ネギ、葉ネギと作られています。
焼きネギを布で包んで喉に巻くという民間療法をよく聞きますが、結構効果があるようです。
長ネギ特有のあの香りの正体は硫化アリルという辛味成分ですが抗菌・殺菌作用があるだけでなく、発汗を促すアドレナリンの分泌を促して脂肪を燃焼させて体を温めるという作用もあるようです。
硫化アリルは粘膜に付いた
病原菌を退治して、喉の痛みや鼻づまりも和らげてくれるようです。
写真のお料理は、旬の野菜と鶏肉を入れたサムゲタン風の煮物です。
鶏肉の免疫力アップのビタミンA、大根のジアスターゼという消化酵素、人参のカロチン、生姜の血行促進作用などスープと一緒に食べる事ができます。
インフルエンザや風邪などの予防に旬の野菜を食べて抵抗力をつけておくのも1つの手かもしれませんね。