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阿蘇・立野の「いま」を感じるフットパス

2019年10月27日更新
【キュレーター】木下 真弓 阿蘇エリア

2016年春の熊本地震で大きな被害を受けた阿蘇・立野地区。「立野わかもん会」の皆さんを中心に、地域住民たちが手を取り合ってつくっている「立野フットパス」は、変わりゆく立野地区の「いま」を体感するものでした。

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本震で橋全体が崩落した阿蘇大橋。地震や大雨の影響に加えて、阿蘇大橋に設置されていた水道管が途切れて水の供給ができなくなったことで、立野地区は長期避難が続いていました。2017年秋の仮復旧を経て、水道が本復旧したのは2019年4月のことです。その間、約3年。みなし仮設の入居期限が過ぎ、やむなく他の地域に家を構えた人や、避難先で新たなコミュニティができた子どもたち、南阿蘇鉄道がまだ全線復旧していないがために自宅通学したくても通学できない学生がいる家庭など、いろんな事情で戻れない家族も多いよう。それでも、地震以前の半分近くのおよそ190戸ほどが、この地に戻り、暮らしを再建しています。

今回歩かせていただいたコース上から見えたのは、架橋工事が進む「新阿蘇大橋」や、白川の減災を目的とした「立野ダム」の建設工事、再建中の立野神社、国道沿いにつくられた真新しい家など、未来への足どりを感じる風景でした。その一方で、広々としているのになんの作付けもされていない田畑があるなど、止まったままの風景もありました。聞けば、水道は復旧したものの、農業用水はまだ途絶えたままのため、稲作や特産のハウスイチゴの栽培はできぬままになっているのだそうです。

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歩き疲れた一行を待っていたのは、同地区婦人会「たんぽぽの会」の皆さんお手製の料理の数々。お店では味わうことの出来ない趣向を凝らしたもてなしに、みんな大満足の笑顔を浮かべていました。

四季折々の風景と、ニュースにはのらない日々の営みや、地域の人の言葉が教えてくれることがこんなにもたくさんあるのかと、あらためて思ったフットパスモニターツアー。暮らしの再建に追われたり、避難生活の延長でなかなか戻れぬ人も多い中で、コースの整備を継続するのはなかなか難しいらしく。いわゆる、いつでも歩ける通常ルートとしての提供はもうすこし先になるようですが、また春頃にはイベントとして第3回のモニターツアーを予定しているそうです。ご興味のある方は、こちらから新着情報をご覧ください。
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「立野わかもん会」
https://www.facebook.com/t.wakamon/