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清明次候   鴻雁北[こうがんかえる]

有明海の恵み 春のハマグリ

2020年4月11日更新
【キュレーター】野村美晴 宇城エリア

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【有明海の恵み 春のハマグリ】

豊かな恵みをもたらしてくれる有明海。あおさやワカメ、マテ貝、浅利貝、ハマグリと、春の食材が豊富に水揚げされています。相藤さんのマテ貝の記事に続き、貝ネタとなりますがお許し下さいませ。

今日は、浅利貝とハマグリ漁をされているご夫婦からの、頂いたハマグリをご紹介します。

宇土市住吉の海で採れたてのハマグリは、艶々としていてとても美しい貝です。

ハマグリについて少し調べてみましたところ、絶滅危惧種にリストアップされていて、現在は有明海の一部と周防灘でしか見かけられなくなっているそうです。

太古から日本人の食材として、貝塚でも、浅利貝と一緒に発掘されています。
優雅な遊びの貝合わせに使われるハマグリは、同一の貝でないとピタリと合わないことから、良き伴侶をとの願いを込めて、結婚式やお雛祭りに食される、おめでたい貝です。

白く濁るエキスはコハク酸と言って、旨味成分が豊富に含まれたものです。
間違いなく身体に良い成分だと、お気付き頂けますね。

潮汁、酒蒸し、アクアパッア、クラムチャウダーなどで食することが出来ます。我が家では庭の三つ葉とともに潮汁で、美味しくいただきました。

今年の状況は浅利貝も含めて、収穫が少なく小粒だそうです。海辺の物産館などで見かけましたら、是非お手にお取り、春の食卓にいかがでしょうか。

2020年4月11日の投稿
キュレーター野村美晴
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清明×春のハマグリ

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