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芒種次候   腐草為蛍[くされたるくさほたるとなる]

枇杷の葉で草木染め

2020年6月12日更新
【キュレーター】野村美晴 宇城エリア

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【枇杷の葉で草木染め】
梅雨入り前の晴天の日、友人宅近くの琵琶の木にたわわに実った、ビワの実ちぎりをさせて貰った。
青空に真っ直ぐと育つ琵琶の木、少し枇杷について調べてみると、
【びわ】
バラ科常緑高木  原産地は中国南西部
樹高は5メートルから10メートルにもなり
11月から2月の冬に花をつける
実は5月から6月
主生産地は長崎他九州が多い
かつて熊本は長崎を凌ぐ一大産地だったようで、今でも天草、苓北からは、大粒の枇杷が出荷されている。
桃栗三年柿八年、枇杷は早くて十三年と言われているが、実がつくまで時間がかかる作物。
甘い実も魅力だが、今日は葉っぱを採取し、草木染めを体験してみるとしよう〜
ツヤツヤと光る大きめの葉を採り、ブラシで産毛を擦り落とす
小さく刻み1時間程炊き抽出液を作る
染める布にたんぱく処理を施して置く
この日は家庭に配布されたガーゼマスクを、解いて広げた物を使用
抽出液に布をつけしばらく置き、重曹で色を止めると
ここで驚く様なナチュラルなピンク色が発色
水洗いした布を干し上げ完成
縫い合わせてスヌードに仕立ててみた。まさか枇杷の葉からこの様な美しい色が、出現するとは誰も思わなかった様で、友達からは見せてほしいと言われ、ちょっとだけ有頂天(^^)
生葉だけでなく、乾燥させた葉でも応用が効く様で、冬場の葉はもっと色濃く発色するらしい。
枇杷の葉はお茶や入浴剤にも利用されて、昔から馴染みのある方もいらっしゃると存じます。
手軽にハンカチや手拭いから、草木染め始めてみては如何でしょうか。
#草木染め
#ビワの葉染め
#ナチュラリスト
2020年6月12日投稿
キュレーター野村美晴
芒種×草木染め×枇杷
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