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春分末候   雷乃発声[かみなりこえをはっす]

立田山ふもとの安全を守る江戸期築堤の流水型ダム

2021年3月31日更新
【キュレーター】眞藤隆次 熊本エリア

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【立田山ふもとの安全を守る江戸期築堤の流水型ダム】
ある日地上波のテレビがつかなくなりました。
大きな電気店に電話しようと一瞬思ったのですが、
いやまてよ?この事業の理念の一つでもある「地域の経済を見直す」ということを考えると、地域の電気店にお願いすべきじゃないか?
…と思いつきました。
幸いなことに、住んでる地域には街のお店を紹介するサイトがあります。
そこでお電話差し上げたのが黒髪校区の交野電気店。
それから数日後、工事に親子でみえました。
息子さんが屋根に上がられ、お父さんの交野富清さんはなぜか私と庭でお喋り。
交野さんはずっと龍田山の麓にお住まいで、消防団活動もされている方。
そのときに流水型ダムの原型が龍田山にあることを教えていただきました。
その次の週末、教えていただいた場所へ行ってみました。
バス停の一里木のあたりから山の方へいったあたり。
「春の森」と名付けられ公園として整備されています。
立田山の南斜面で、扇型に斜面が取り囲んだ地形。
雨が降ると一気に扇の要のところに雨水が集中するのが想像できます。
その要(かなめ)のあたりに、一の池、二の池、三の池がありました。
交野さんのお話では江戸時代に整備された堤で三つの池が分けられており、それぞれ小さな堰が設けられています。
通常は流水状態となっていて、水はたまりません。
ただし流水量が決まっているので大雨の時でも、一気に雨水が流れ落ちるということがない構造になっています。
江戸時代以来いちども山津波のような現象が起きることもなく、平成24年7月豪雨のときも水路を溢れさせることなく、今に至っているということでした。
今は静かな林に囲まれた池ですが、江戸期の築堤と、そのあとの地域の方の保守が私たちの生活の安全を守ってくれています。
周囲の春の森は気持ちがいい公園です。
三密も関係なさそう。
ぜひいちど訪れてみて、先人の知恵が暮らしの安全を形作ったこの池を眺めてみられてはいかがでしょうか。
熊本市立田山紹介サイトページ

https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2953&class_set_id=2&class_id=89&fbclid=IwAR07ifZ_TxCrOgA3KXkwJOsMM_lWS87WKNIgzMy_K8d58QpVuSBMrETPv58(別窓リンク)



2021年3月31日 熊本エリアの情報
キュレーター:眞藤隆次
春分×立田山ふもとの安全を守る江戸期の流水型ダム

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