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小暑末候   鷹乃学習[たかすなわちわざをならう]

土用の丑の日に見る雑節に基づく先人の季節に対する想い

2022年7月22日更新
【キュレーター】浦 ひとみ 熊本エリア

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明日、7月23日は土用の丑の日(壱の丑)と呼ばれ、デパートやスーパー、コンビニなどでも鰻の広告が多くなる日です。
さて、土用、土用の丑の日とはどういう歴史があるのでしょう。
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節です。
1年のうち四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつを指します。
五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てられています。
残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを「土旺用事」、「土用」と呼ばれました。
五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、
万物は火・水・木・金・土(七曜の命令)の5種類の元素からなるという説です。
西洋の四元素と類比される事も多いようです。
西洋の四元素(しげんそ、ギリシア語: Τέσσερα στοιχεία)とは、
この世界の物質は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素から構成されるとする概念と言われています。
五行の性質において、
春の木気は植物のような発育伸長する勢いある傾向、
夏の火気は勢いが頂点に達し燃え盛る性質、
秋の金気は熱や勢いが衰え凝縮・固化しつつある状態、
冬の水気は凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態。
四季、太陽、植物などの周期変化の観察から象徴化されたと言われています。
季節が変わる際に性質の異なる気が接し生じる
ギャップをスムーズな移行する働きをするのがが、土用(土の働き)であると考えられています。
土用の行事食には、あんころ餅である「土用餅」、土用の時期に採れる栄養価が高いとされる「土用しじみ」、土用の時期にニワトリが産み落とした「土用卵」などがありま。
春の土用の丑には「い」、夏の土用の丑には「う」、秋の土用の丑には「た」、冬の土用の丑には「ひ」の付く食べ物をとると良いとされ(土用の食い養生)、特に夏の土用の丑の日には鰻を食べる風習が江戸時代から有名です。
我が家でも昨日は、鰻丼とうざく、土用餅を食しました。
暑い日が続いていますが、鰻を食べながら季節を感じて過ごした先人へと想いを馳せてはいかがでしょうか。
2022.7.22の投稿
熊本市エリアの情報
キュレーター 浦 ひとみ
小暑×五行、土用、土用の丑の日、鰻

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